ハートをおくったユーザー
ハートをおくったユーザーはいません



全員無料【鈴木Mob.生誕祭2025withチェロ制作日記①】みんながアウェイなライブ
どうも、MMGJAPAN 脚本部のたなしゅうです。
先日、このファンクラブで公開された「鈴木Mob.生誕祭2025withチェロ」の動画はご覧いただけましたでしょうか?
せっかくなので、記憶がはっきりと残っているうちに記録として制作日記的なものを残そうと思う。
たなしゅう視点の鈴木Mob.生誕祭2025withチェロ制作日記である…ということを前置きしてはじめる。
まず僕は普段、芸人/作家と名乗っている。
作家の定義を自分に関しては「何かを作る人」という縛りにしている。
お話を作る事や脚本をメインとしているが、頼まれれば企画やライブ制作もする。アイドル運営でも、音楽家でもない。
鈴木Mob.氏とは、にっぽんワチャチャのYouTubeの作家として2023年に出会った。
2024年2月には僕がそのお仕事から離れたと同時に、彼女と連絡をすることもほぼなくなる。
そして時が経ち2025年年明け。
ワチャチャと武道館というSNSアカウントの運用や企画を、鈴木氏に依頼され受けることになり、久々に仕事を共にすることになる。
そこから武道館に向けて、彼女が走り回る物語は今回の軸ではない。
そう、これは…関わる人全てがアウェイなアイドルの生誕ライブの記事だからだ。
リハーサルもぶぴ
話を戻す。
2025年2月の終わり。
ワチャチャと武道館のアカウントもワチャポ編集者さん達の登場により形になり、動画の作成の企画作成、指示出し、スケジュール管理などをメインとした僕の今回の仕事も終わりが見えてきた頃…。
鈴木Mob.氏から連絡が入った。
【形になってない相談してもいいですか…!4/12 に生誕ライブやるんですが、むーさんがまさかの捕まえれなくて歌える曲がソロ曲なのですがオケでやるのもあれやなぁと思った結果、らむ太郎さんにチェロで依頼できないかと思いご相談しました……!】
らむ太郎さんにチェロで依頼できないか?とは何か。
2024年の11月。
僕が行った二人芝居ヒポポポクラスという公演。それをMob.氏が観にきてくれた。その日、幕間の転換で、チェロを弾いてくれていたのが、後輩芸人のらむ太郎。
ヒポポポクラス公演風景
https://youtu.be/I4bkuopY1iU?si=l4mipv8D0vsx5BtN
(公演風景とチェロ演奏、そして耳を澄ますと鈴木氏の笑い声)
「聞いてみます。いけると思うけど」とMob.氏に返すと同時にらむ太郎にすぐにLINEを入れた。
なんとなくそうはならないだろうと思いながら、「鈴木Mob.さんの生誕で一二曲チェロを弾いてあげられへんかな?」ぐらいのラフな感じに誘った気がする。大丈夫、ヒポポポクラスもそれぐらいの感じで誘った。
「あ、11月の時に挨拶してくれたアイドルの方ですよね!何でもぜひ!」ぐらいの感じで受けてくれた。
連絡の次の日、深夜のオンラインミーティングを3人ですることに。
稽古の日程を3人で決める。
その時点で鈴木氏のスケジュールはとんでもなく多忙だった。
隙間すらなく、隙間があればビラ配りをしていたような時期。
その上で、3月に2回。そして4月に2回の計4回を捻出。
それで本番というスケジュールが組まれた。
音楽のライブでこんな日程でやることなんてあるんだろうか。
やるしかない。それしかない。
2月の終わり…当時の僕の感覚としては本当に4月なんて来るのかなと思っていた。
それぐらい彼女らは、武道館までの人生しか描いていなくて良いとさえ思っていた。
彼女は違った。
「武道館の後、ファンと出会える場所がない。それを作りたい。あと、武道館のライブとも違う内容にしないといけないと思っている」
もう次の景色をイメージしていた。タフで誠実な人だと思った。
次に行かなきゃいけない。
武道館は目標だけど、そこに立ったのなら、次の物語をみせなきゃいけない。
キミとのクエストは続いていくのだから。
そのために武道館に立つのだから。
続けて「お二人の力をどうか借りたい。ヒポポポクラスで、初めてチェロを生で聞いた。お腹にドンって来る感じが素敵だった。たなしゅうさんのつくる雰囲気も素敵だった」と言った。おじさん二人はまんまとココで落ちたんだと思う。天性だと思う。
こうして、アイドルとチェロ奏者のライブが決まった。
「あ。たなしゅうさんも稽古来てくださいますか?」
「え?何するの僕」
「見てて、なんか思ったら言ってください」
「え。まあ…わかりました」
こうしてアイドルとチェロ奏者と芸人/作家の謎のチームが爆誕した。
なんとなく、この時に僕が「なんかわからんけど、全員アウェイなステージにしましょう。誕生日のアイドルも、チェロ奏者も、武道館終わってコレからどうなるんやろって不安なお客さんも、芸人作家やのに全体を見届ける僕も。誰もホームじゃない生誕にしよう。それが一番フェアやと思う。なんかわからんけど、コレを今せなあかんし、コレを見せなあかん、コレを今見れてよかったって思ってもらえるステージにしよう」と二人に話したのがスローガンになった。
全員アウェイなステージ。
全員が知らない新しい未開拓な場所。
僕は勝手にそこで誰も知らない鈴木Mob.を魅せたいと思った。
長くなってしまったので、2回目は稽古編。3回目ラストは生誕ライブ当日編と分けようと思う。しばしお待ちを。
本公演の映像はこのファンクラブのお客様プラン以上に、入会すると追加料金無く全編、ご覧頂けます。そちらも是非。